補助金は本当に後押しになるのか|2025/06/13配信分

猿樂です
(このnoteについて)
事業再構築補助金以降、
本業以外への挑戦で使えるようになった補助金
製品ライフサイクル上
既存事業では成長が見込めない中小は多く
新しい商品を開発することが必要です
しかし、そんな事は分かっていながら
ヒト・モノ・カネ全て足りないのが中小企業
そこで、まずはカネの面で後押ししよう
というのが補助金制度です
こうみてくると
一見、良さそうに見えるのですが
内情は不正の温床となっています
補助金の申請ページをみると
公募要領の1頁目から
おびただしい注意喚起文言が記載されています
参考:新事業進出補助金
https://shinjigyou-shinshutsu.smrj.go.jp/
また、上記補助金には
目標数値未達時の返還義務もあり
従前の事業再構築補助金と比べ
かなり厳しくなった印象です
そもそも、
補助金があるからやるような新事業は
100%上手くいかない
というのが、
これまで色々な中小企業経営者と
接してきた私の意見です
新事業成功の最重要要素は
「強力なリーダーが存在する」
ことです。
スタートアップにおいても
はじめのアイディアがそのまま通用する
というケースは稀で、
多くの場合、ピボットが重要となります
この事業は絶対にいける!、または
この事業を何とか形にしないとクビが飛ぶ!
という状態の優秀なリーダーがいるから
上手くいかないときでも、
不確実性の高い環境でも、
成功を追いかける推進力が生まれます
こうした強力なリーダーがいても、
3年以内に黒字が見通せるような新事業は
1,2割が良いところでしょう
ましてや
補助金があるから、ちょっと何かやってみようか
上手くいかなくても、7割方は他人の金だし
お試し、お試し
というマインドではじまる新事業は
上手くいきようがありません
また、補助金においては
公募開始を待ち、交付決定を待っていると
数ヶ月を要するのも問題です
中小企業の規模感では、
どこよりも早く始めること
が大きな成功要因となり得るので
そうしたタイムロスは致命的です
こうみてくると
新事業のカネ面で、真の後押しとなるのは
補助金ではなく制度融資ではないか
と思います
新事業が上手くいかなければ
既存事業のCFで返済しなければなりません
スピード感としても、1ヵ月前後で認可が下り
年中使えるので事業者起点でスタートが切れます
補助金ではなく、
新事業に使える制度融資に
予算を配分してもらいたいところです
