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粉飾事例「環境経営総合研究所 負債総額264億円」①|2024/12/06配信分

2024.12.18

猿樂です
このnoteについて

環境経営総合研究所(ERI)は、環境に配慮した新素材を扱い
業績好調な決算に見せていました。

これだけでもESG融資に取り組みたい金融機関には
垂涎かもしれませんが、これに加え、

・グローバルニッチトップ企業100選
・DBJやSBIグループからの出資
・代表が「黄綬褒章」を受賞(2022年春)

といった外観もあり、積極的な与信方針もうなづけます

しかし、蓋を開けてみれば
2005、6年ごろからの決算は粉飾で

2023年8期
【官報公告】
売上高  519.3億
最終利益 36.3億
純資産  345.2億
総資産  544.2億
【税務申告】()内は官報公告比
売上高  46.9億(▲472.4)
最終利益 2.3億(▲34.0)
純資産  56.7億(▲288.5)
総資産  300.3億(▲243.9)

と、大幅な乖離がありました
(実態財務では債務超過見込み)

融資に関わった担当者だけでなく、
支店長や審査部も顔面蒼白となったことでしょう

架空売上を計上し、売掛金や預金で調整していたようで、

主力行で取引集中できていれば
入金や残高との差異で発覚したかもしれませんが

決算書が主力行用、準主力行用、その他用と分ける入念さ
であることから、入出金や残高も分散しているように
見せていたと思われます。

少なくとも下位行が看破するのは容易ではないでしょう。

では主力行(未公表)は看破できたか?

個人的な意見としては
「疑ってかかれば看破できる」です

売上の入金については
最大でも10%程度しか入ってこなかった※わけで
主力行としては異常事態だと言えます。

※粉飾後の月商43億円に対し、実際は4億円程度

しかし、上述の通り、
外観がきれいに整い過ぎていて、
この会社に疑念を持って調査するのは
実務上は難しかったかもしれません

次回はこのERIの経営者の人となりについてとりあげます

参考:
東京商工リサーチ

https://www.tsr-net.co.jp/news/tsr/detail/1198954_1521.html

https://www.tsr-net.co.jp/data/detail/1198953_1527.html


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