企業価値担保を有効に運用するには②|2025/11/14配信分

猿樂です
(このnoteについて)
前回に続き、企業価値担保について
有効性を考えていきます
(参考)金融庁|想定事例
https://www.fsa.go.jp/policy/kigyoukachi-tanpo/soutei_jirei_01.pdf
事例2は創薬ベンチャーです
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■ 企業規模:小(足下は赤字)
◼ 資金調達:- 資本はVCから1億円
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借入は協会付・経営者保証付で3,000万円
◼ 大学内インキュベーション施設に入居する創薬系バイオベンチャー。
◼ 代表者は難病治療にかかる創薬研究の第一人者。製法に関する複数の特許を有しており、国の助成金も獲得
◼ 代表者は製薬企業担当者との接点も持ち、ニーズの変化も継続的に把握し、M&A等まで向かう明確なエグジットイメージを持つ。
◼ パイプラインの研究開発加速のため、設備投資や研究者の採用拡大のために、追加の資金が必要。
◼ 追加の資金調達は、持分の希薄化を避けるため、借入れを含むことが必要。足下赤字は続き、リスクは高い
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創薬ベンチャーということは
赤字、というより売上ゼロ
だと理解した方が良いでしょう
そのPLでは、
返済原資が見えないため
なかなか融資はしにくいです
そこを企業価値担保でどうか?
というのは社会的な意義はありそうです
このスキームにおいては、
実質、M&Aでの売却代わり金が
返済原資となります
M&Aできれば全額回収
M&Aできなければデフォルト
はたして商業銀行がとって良いリスクなのか?
という気もしますが、
そこは各行の判断となるでしょう
